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水筒

hitabon   
2010.08.07   [日記]


私は会社に1リットルの水筒を日々持参している。
毎朝、妻が麦茶を入れて渡してくれる。

この水筒に関して、最近困ったことがあった。

ある朝、会社の席に着き水筒の蓋を開けると、麦茶が少しこぼれてきた。水筒の中身と外部をつなぐ栓の部分は一見すると閉まっていたが、妻の栓の締め方がどうも甘いようだった。その晩、そのことを妻に伝えると、今度から気をつけると言ってくれた。

次の日。

いつものように会社へ行き、席に着き、水筒の蓋を開けた。
今日はこぼれなかった。そして麦茶を飲もうと、水筒の栓を開け、、、開け、、、
。。。開かない。
とてつもなく堅くしまっている。なんだこれは、何か開けていはいけないものが入っているのか?現代のパンドラの箱なのか?嫁はこの中にへそくりを隠しているのか?
私は一旦力を緩め、窓の外を見た。空は青かった。この行動に特に意味はなかった。

再度力を込めた。
私の右手に全てを託した。過去も。現在も。未来も。役所に提出しなければならない書類を忘れていたことも。近所に新しいラーメン屋が出来たことも。出社中に前を後輩が歩いていたのでおはようと声を掛けたら別人だったことも。
。。。それでも開かない。
なんだこれは、この水筒は私の全てを否定したいのか。
私は一旦力を緩め、机の引き出しを開けた。先週失くしたと思っていたボールペンがあった。やはり、この行動に特に意味はなかった。

もう一度力を込めた。
これはもう戦争だ。妻と私の。この勝敗により、家庭内の力関係は決まるであろう事は明白だ。
。。。どうしても開かない。
そうだ。力関係は、この戦争よりはるか前に歴然としていた。。。もう諦めようかと思った。しかし私の好きな漫画はこう言っていた。諦めたらそこで試合終了だよ、と。目の前にあるパソコンで、「諦める 試合終了 水筒」を検索してみた。いい加減、この行動に特に意味はなかった。

<<以降、世界まる見え!テレビ特捜部風にお読み頂きたい>>

1時間後。そこには元気に麦茶を飲む、hitabon君の姿が。
なんとあの後、隣の席の同僚に栓を開けてもらうという禁じ手に出たのだった。
「もう絶対麦茶を飲みたいなんて言わないよ」
hitabon君はそう言って笑い、今日も元気に仕事に励むのであった。

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コメント

No title

奥さんの素直な反省の言葉の裏に何があったのか… 
 
水筒の中身を減らし、ぬるい状態で氷を投入
すかさず蓋をきつめに閉める。
内部の液体はじょじょに冷やされ、空間の空気も圧縮
気圧差で空け難い状態を作る巧妙な手口… 
 
それは考えすぎ…w
 

コメントありがとうございます。

マッキさん

>>気圧差で空け難い状態を作る巧妙な手口…
うちの嫁はそんなに賢くないはずです。。

初めまして

履歴からやって参りました~

クスッと笑わせていだきました~
何か小説でも読んでるかのように、ワクワクしながら…

笑ってしまいましたわん

文句を言い返さない奥様~素敵

トップ記事から、こちらに来て、水筒の謎が解けました(笑)

hitabonさんの記事はフィクションなのか?ノンフィクションなのか?…そんな事が頭の中をグルグル(*_*)

どれも楽しく、可笑しく読ませて頂きました。面白かった~(^O^)/

コメントありがとうございます

美月さん
ありがとうございます。
フィクション・ノンフィクション。たまに意味がどちらがどちらなのか分からなくなります。
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名前 : hitabon

2児(♂5歳、♂3歳)の父親です(プロフィール詳細はこちら)

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