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オレオレ詐欺との対決

hitabon 
2012.04.14   [日記]



その事件は、ある昼下がり、一本の電話から始まった。

私「はい、もしもし」
相手「もしもし?俺だよ」
私「うん?俺?」
相手「そう、俺だよ、息子だよ。ちょっと本当に困った事になってさぁ…」
私「え?息子?どうも声が違うような気が…」
相手「ちょっと風邪引いててさ。」
私「ふぅむ、お前本当に息子の真理緒か?」
相手「そうだよ、真理緒だよ、息子の真理緒だよ」
私「本当に真理緒なら、ほれ、いつものあれ、言ってみろ」
相手「ええ~嫌だよぉ、それどころじゃないんだよぉ」
私「うん?本当にお前息子か?」
相手「分かったよ、言うよ、言うから。…マンマミーヤ…はい、どう?」
私「ああ、やっぱり真理緒か、よかった。最近、物騒な電話も多いからな。ああ、お前ほら…なんて言ったかな…仲の良い女の子…ええと…そうだ秘胃知。あの子は元気か?」
真理緒「それがさぁ…この前、またさらわれたんだよぉ…」
私「ばか!!!あれほどさらわれないようにと、前回も言っておいただろう。ほんとお前は馬鹿な奴だ。一体何度さらわれれば気が済むんだ!!いいから早く警察に相談しろと言っただろう。しっかりせんか!!」
真理緒「ごめんよぉ、おやじぃ。ほんとごめんよぉ…ひっくひっく。それでさぁ…助けに行こうと…」
私「あ?なんだ?聞こえん、はっきりとしゃべれ!!」
真理緒「だから秘胃知を助けに行ったんだけどさぁ、4-3を歩いてたらさぁ、」
私「は?4-3?お前、なんでそんな所を歩いていたんだ、馬鹿者!!4-2のワープはどうした?ワープしなかったのか!?」
真理緒「ごめんよぉ、ちょっと気分が良くて、ワープ入り損ねたんだよぉ」
私「気分が良くて、ってそもそも4-2は地下だろ?地下に潜って気分が良いって、お前、配管工か何かか?いや、配管工なのか、そんな事はどうでもいい!まったくお前はどうしようもない奴だな。それでどうした?」
真理緒「突然、苦理帽がきてさぁ、どうしても避けられなくてぶつかったら、俺に20機よこせって言ってきてさぁ」
私「なんだと!?20機も?どうした、お前その時、20機も余っていたのか?」
真理緒「もちろん、そんなに余っている訳ないよぉ。その場は1機だけあげたんだけど、後で19機必ずよこせってさぁ。どうしよう、おやじぃ」
私「19機って、急にそんなに用意出来る訳ないだろう。まったくお前は…。ところでお前、いまどこから電話かけているんだ」
真理緒「ああ、今は近くにあった4-4のお城からだよぉ。溶岩あついよぉ。熱い棒がぐるぐる回ってるよぉ、助けてよぉ」
私「まったくだらしない奴だ…。だいたいお前は昔から、いつもそうだ。ああ、この前は、何だったか。ああ、そうだ、固いブロックで頭を叩いてしまったから、10機送ってくれ、って、あれ、ほんとうに10機必要だったのか?あれは、ちゃんと使ったのか?」
真理緒「あれは、あれで必要だったんだよぉ。コインあると思ったんだよぉ。痛くて、その後の崖で、BボタンとAボタンを間違えて落ちたんだよぉ」
私「BボタンとAボタンを間違えるなんて、お前は小学生か!?その前にもだな、やれ、ポールに体が刺さったとか、ツタが絡まって取れないとか、お父さん、ご近所でそんな話一度も聞いたことないぞ?」
真理緒「ツタの件は、俺がブロックの上で休んでいたら、下から弟の類似が突然ジャンプしてきて、気がついたらツタに絡まれてさぁ、ほんとにそうだったんだってばぁ。あいつ全身緑だから、妙にツタとか好きで、俺も困ってるんだよぉ。助けてよぉおやじぃ」
私「だいたい、さっきからおやじ、おやじって、お前本当に真理緒か?」
真理緒「まんまみーや…」
私「ああ、真理緒か…まったく困った奴だな、ほんとお前は。じゃあ…どうにかしてやるから…」
真理緒「ほんと!?ありがとう、おやじ!!」
私「いいか、今度だけだぞ。次はないからな!」
真理緒「分かったよ、分かったよおやじ。ヒィーァウィゴォー!」
私「あ?なんだお前、調子に乗ってるのか?」
真理緒「まんまみーや、まんまみーや、ごめん、そんな事ないってば…」
私「なんだか投げやりな感じだな、どうもいつもと違う気がするんだよなぁ」
真理緒「トゥルットゥルー、トゥルットゥルー、トゥットゥッー」
私「なんだ今の音は?もしかして、時間がないのか?」
真理緒「そうなんだよ、おやじ。100秒切っちゃったよぉ。急いでよぉ。音楽が急にせわしなくなって、怖いよぉ、音楽怖いよぉ、饅頭こわいよぉ」
私「だがな、お父さんはこれから、仕事を行かなくちゃいかんからな…どうしたものか…ああ、母さんは今どこだったかな…たぶん、8-3で屑鉄集めをしている頃かな。大量のハンマーが落ちているらしくて、それがいい金になるってなぁ」
真理緒「助けてよぉ、早く助けてよぉ」
私「わかったから、もう泣くな!ああ、そうだ、その前にお前、今年いくつだっけかな?親戚の泥路おばさんが今度、誕生日ケーキを買ってくれるってな」
真理緒「え?…年…?」
私「うん?忘れたのか…?お前…本当に息子か?」
真理緒「まんまみーや…」
私「ああ、息子か…って、年だ、自分の年を言ってみろ。お父さん、なんだかお前が本当に真理緒か心配になってきた」
真理緒「いや…だから…年は…」
私「いくつだ?」
真理緒「生誕…31周年…?」
私「そうそう、31だったな、お前は、お父さんが1歳の時に生んだ子供、って馬鹿!!そんな訳あるか!!だれだ、お前は!さっきから話を聞いていれば、4-2がどうとか、ワープがどうとか、何をふざけた事を言ってるんだ。何かのゲームなのか、それは?意味わからん。だいたいなんだ、真理緒とか秘胃知とか泥路って。頭、おかしいのか!!??」
相手「ツーツーツー」


気をつけよう、オレオレ詐欺。

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