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節分の夜の愚行に関しての謝罪

hitabon 
2012.02.07   [日記]



 本当に申し訳ありませんでした。
この場を借りて、深くお詫び申し上げます。

 節分の夜に、「鬼は外」と叫びました事、大変失礼な振る舞いでありまして、各方面の鬼の皆様の心を、深く傷つけてしまいました事を、心よりお詫び申し上げます。
 本当に申し訳ありませんでした。

 弁解をさせて頂きたいとは、微塵も思っておりません。全て、私と私の家族に、非がございます。ですが、もし僅かばかりのお時間を頂けるのでしたら、何故あのような行いに及んでしまったかを、お話をさせて頂ければと思います。

 まず、こう申し上げてしまいますと、責任を放棄しているかのようにお受け取りになってしまうかもしれませんが、あれは、ほんの出来心でした。節分という事もございまして、つい開放的な気分になってしまい、「鬼は外」などと、妻、子供達と共に、時間としましては、夜の7時ごろだったかと思いますが、普段であれば、口に出すことすら恐ろしい言葉を、室内で上げてしまいました。いえ、本心ではございません。神に誓って、あれは、その場の雰囲気、と申しますか、長年、私に染み付いた日本の風習やら伝統といった、目に見えない足枷と申しましょうか、そういった類のものが私の中で突然暴発しまして、結果として、私の口が勝手にあのような事を口走ってしまいました。本心ではないのです。

 その証拠としまして、私はあの日、「鬼は外」と、一度しか口にしておりません。すぐに気が付きました。なんて失礼な事を言ってしまったのかと。ええ、その通りです。隣で「鬼は外」と叫んでいた子供や、妻も、すぐに辞めさせました。それから、銘々が両手に持っておりました豆を、私が取り上げまして、テエブルの上に一度置き、鬼とは何かを、家族全員で話し合いさせて頂きました。辛い時、楽しい時、悲しい時、鬼の皆様とは、今まで人生という長い道のりを、共に過ごして参りました間柄です。それを節分だからと言いまして、「鬼は外」などとは、正に言語道断、厚顔無恥でございます。どちらが鬼か分かりません。い、いえ、滅相もございません。"鬼"である事が不誠実、不名誉である等とは決して考えてはおりません。はい、むしろ私は鬼になりたく思います。子供達も、必ずや将来の目標は"鬼"と、言ってくれることでしょう。はい、その通りです。"鬼"、は強い響きのある言葉でございます。最近の若者は、「鬼かっこいい」や、「鬼かわいい」等、"鬼"を最上であることを意味する副詞として、用いております。その意味合いも込めて申し上げさせて頂きますと、この度の事は、鬼申し訳ない、と心より思っております。

 息子達には、悪いことをしたら素直に謝りなさい、と常日頃より教えております。よって、家族に説教をした後、すぐに家族一同、北北西を向かいまして、鬼の皆様方に「誠に失礼致しました」と、お詫び致しました。ええ、仰るとおりでございます。私たちのような下衆な人間は、大人しく恵方巻きでも咥えて、コンビニ業界に搾取されていればよかったのです。それを、分不相応も甚だしく、豆など持ちまして、豆まきの真似事、石原軍団やジャニーズの豆まきに比べますと、我が家の豆まきなど、取るに足らないものではございますが、そうは言いましても、豆まきという概念を持ちました愚行を行なってしまった事は、痛恨の極みでございます。

 確かに、初めのうちは、何度か豆を投げました。ですが、それは決して鬼の皆様に、よもや当てようと思っての事ではございません。はい、それは家族も同じでございまして、この頬の青アザを診てくださいまし。青く大きく腫れ上がっているのが、見て取れると思うのですが、これは私の妻が、豆を私にぶつけた時に出来た痣でございます。何故、豆が当たったごときで、これほど大事に至ったか不思議に思われるでしょう。よりにもよって私の妻は、あの日、豆を投げている振りをしまして、ゴルフボオルを私にぶつけてきたのでございます。何故だかは分かりませぬが、最初は、妻も子供達と一緒に、確かに豆を投げていたのですが、突然ごんという鈍い音がしまして、激しい痛みと共に辺りを見回しますと、妻がにたにたと厭らしく笑いながら、私の方を見ておりました。私が「何故?」と問いただしますと、「申し訳ありません。昨日の夜に茹でておきました、ソラマメと勘違い致しました」と、言い訳をしまして、もう、何故そもそもソラマメを投げようとしたのかも、分かりませんでした。それから分かります通り、妻も、鬼の皆様方に豆をぶつけようとは、決して致しませんでした。我が家の豆は、全て私がお受けた致しましたので、皆様に害が及ぶことはなかったと考えております。

 また先ほども申し上げました通り、「鬼は外」と発したのは一度きりでございますが、「福は内」とは一度も申しておりません。鬼の方々がいなくなった所に、福を呼び寄せるような、世間の情であったり、信義というものを蔑ろにするような愚行は、決して致しませんでした。はい、その通りでございまして、一度「鬼は外」と言ってしまったために、我が家から出ていかれた鬼の方もおられると思います。それに関しましては、現在私共が済んでいるアパートの北北西の居間を、空けておきました。当然ながら、布団も用意しておりますので、また戻って頂けましたら、どうぞごゆるりとご寛ぎください。ただ、チェックアウトは、翌日の午前10時までにお手続きして頂ければ、幸いでございます。またその際に、お部屋で鑑賞して頂いたビデオの料金を、ええ、はい、大丈夫です、ご覧頂いたビデオをその場で読み上げるような事は致しません。プライバシーは必ずお守り致しますので、ご安心ください。

 さて、来年からの節分をどうするか、その点に関しましても、この場でお話させて頂かなくてはなりません。言うまでもありませんが、我が家では、来年以降の節分は廃止致します。ですが、私達のこの志というのは、日本全土から見れば、ほんの微々たるものでございます。本年度もそうであったと思いますが、各家庭から追いやられました、鬼の方々が、節分の夜の路上に溢れかえっておりました。そこで、来年の節分の日、午後9時になりましたら、私のアパアトの前で、炊き出しを行います。鬼の皆様は豆はお嫌いかと思いますので、恵方巻きであったり、豚汁であったり、きび団子などを、ご提供させて頂きます。先ほど午後9時と申し上げましたが、子供の寝かしつけや、皿洗い、洗濯、部屋の掃除、嫁の全身マッサージ等に時間がかかった場合は、最大三十分分から一時間程度、開始時間が延長する可能性がございますので、ご了承頂ければと思います。

 また豆製品に関しましても、食卓から撤廃していきたいと思っております。ご存知とはございますが、現在日本では大豆を使用しました食材が多々ございます。納豆、豆腐、味噌、枚挙に暇がない状態ではございますが、本日より完全に、我が家から、それらの食材を排除していくつもりでございます。息子達は、特に納豆が好物でございまして、毎朝、湯気が立ち昇る白米の上に、太い毛糸のような白い糸を纏いました納豆を載せまして、ご飯を頂いておりました。分かっております。鬼の皆様にとっては、豆は忌むべき食材でございましょう。私も、過去何人もの鬼が、豆によって命を落としたと聞いております。さぞ無念でございましたでしょう。ここで、亡くなった鬼の皆様のご冥福を、キリスト教風にお祈りしたいと思います。豆だけに、マーメン。い、いえ、決して面白い事を言おうとした訳ではございません。話の流れからして、アーメンのくだりが、この上のなく不自然であったことは、重々承知しておりますが、皆様方を愚弄するつもりは毛頭ありません。話を元に戻させて頂きまして、豆を撤廃致しまして、我が家では、代わりの食材を使いたい、と考えている所存でございます。ええ、ソイビーンという食材でございまして、大豆の代わりに使用させて頂きたいと思います。もしそれもお気に召さないようでございましたら、ミスタービーンを、い、いえ、決して面白い事を…いえ、本当に考えてはおりません。

 ここまでお話を聞いて頂き、誠にありがとうございました。
そして、この度の件、大変申し訳ありませんでした。
 それでは、最後になりましたが、これからも、鬼の皆様の益々のご発展をお祈り申し上げております。

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